舞台やミュージカルの現場では、「わかっているのに体がついてこない」という壁に何度も出会います。

振付や発声の“やり方”を理解しても、場面転換や二公演目の序盤で急に精度が落ちる、早替え後に体が固まって初速が出ない——。

このギャップの多くは、無意識のレベルでの動きの設計が不足していることに由来します。

ニューロ整体は、神経学の視点から**「勝手に体が動く」＝自動化された良い運動パターン**を育て、日ごとのコンディション差を小さくしていくアプローチです。

やり方（How）を増やすのではなく、**使えていない部位が自然に参加し、全身が一つの楽器としてまとまる“状態（State）”**をつくることにフォーカスします。

※当院の提供は医療行為ではありません。効果には個人差があります。

1. 無意識に働く“勝手に体が動く”をデザインする

本番中に思考の余白は限られています。だからこそ、意識せずとも再現される運動の土台が必要です。ニューロ整体では、緊張や環境の変化があっても崩れにくい“自動操縦”の手触りを重視します。

• 指示や号令がなくても自然に立ち上がる軸

• 走る／歌う／踊るが重なってもリズムが乱れにくい呼吸

• 視線・手先・足先が同じ目的に向かう統一感

ここが整うと、本番での「間合い」「感情の抜き差し」に集中しやすくなります。

2. 眠っていた部位を“使える仲間”にする

表現が単調に感じる時、まだ使えていない部位が潜んでいることがあります。

肩・肋骨・骨盤・足部など、動作全体に影響する部位が十分に仕事をしないと、限られた筋群に負担が集中し、表現の幅が狭まるだけでなく、疲労も溜まりやすくなります。

ニューロ整体では、個々の身体史と役柄・振付の特徴を踏まえ、参加しきれていないパーツを現場仕様で“参戦”させることを目指します。これにより、同じ振付でも可動の選択肢が増え、ニュアンスのバリエーションが生まれます。

3. 発声・歌につながる体幹の使い方を整える

高音での詰まり、ロングトーンの不安定、動きと歌の同時実行での息切れ——。

これらは体幹の使い方と密接です。ニューロ整体は、**呼吸と体幹の“統合”**を大切にします。

• 体幹が先に固まってしまう癖を必要なタイミングで“ほどく”土台へ

• 声を張るほど首肩に力が入る連鎖を過度に起こさない設計へ

• ステップやターンと呼気・吸気のリズムの相性を最適化

結果として、声が乗る体に近づけ、ダンスと歌の同時実行でも乱れにくい状態を目指します。

4. 個性を削らず、より魅力的にする効率的な動き方

舞台の魅力は、その人の個性に宿ります。ニューロ整体は、画一的に整えるのではなく、あなたの癖・長所をベースに“効率”を足していく考え方です。

• その人らしい立ち姿・所作は残しつつ、余計な消耗だけを減らす

• 役柄の要求に対して、安全で再現可能な動線を一緒に設計

• 強み（スピード・しなやかさ・存在感）を舞台サイズで活かす

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“正しさ”よりも伝わること。そのための効率化です。

5. 稽古の高負荷で起こる腰痛などのケア

連日の稽古、二公演日、場当たりの反復——。蓄積疲労は避けられません。ニューロ整体では、舞台スケジュールを乱さない範囲でのケアを行い、特に多い腰まわりの不快感などに配慮します。

• 休演・離脱を目的とせず、現場を継続するためのコンディショニング

• 衣装・小道具・靴の条件を加味した現実的な負担軽減

• 自己管理で再現できるシンプルな方針の共有（手順の詳細は個別に対応）

※症状が強い場合や外傷が疑われる場合は、まず医療機関の受診をご案内します。

こんな場面で力になれます

• 二公演目の序盤に動きが重くなる

• 早替えの直後に体が固まりやすい

• 歌とダンスの同時実行で呼吸が乱れやすい

• 演出変更や場転で再現性が落ちる

• 長期稽古で腰の違和感が慢性化している

• 
  

料金・導線（概要）

• 個人セッション：現状把握→方針共有→現場で再現しやすい整え方を提案

• 稽古場サポート／帯同：スケジュール・環境に合わせた短時間運用

• エリア：東京・神奈川を中心に対応

• 予約：公式サイトから空き状況をご確認ください
  　→ 予約・詳細：https://therapico.co.jp/
  　→ アクセス／地図：https://maps.app.goo.gl/44T74Rws3VuXuJR69

安全とコミュニケーションに関するポリシー

• **医療行為ではありません。**診断・治療・投薬は行いません。

• 作品の進行・安全基準に従い、チームの一員として妨げない運用を徹底します。

• 効果には個人差があります。無理のない範囲での実施と、セルフ管理のしやすさを重視します。

まとめ

テクニックの上澄みだけでは、本番の荒波を乗り切れません。鍵は、無意識に再現される“良い動き”を持っているかどうか。
ニューロ整体は、使えていない部位を仲間にし、発声につながる体幹を整え、あなたの個性を生かした効率的な動き方で、舞台サイズの魅力を底上げします。稽古の高負荷で生じる腰の不快感などにも現場視点で寄り添います。相模原・町田・横浜・八王子・多摩エリアでのご相談は、公式サイトからお気軽にどうぞ。